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傾山 坊主コース [九州(熊本以外)の山]

傾山 坊主コース

2007年5月22日
アプローチ(オフロードバイク)
     4:50 熊本
     5:50 波野
     6:50 九折登山口
行程
     7:00 九折登山口(400m)
     7:30 観音滝上
     9:05 三尾
     9:20 水場コース分岐
    10:25 チムニー(二ツ坊主1峰)
    11:10 五葉塚
    11:30 後傾
    11:55 傾山(1604m)着
    12:35 傾山発
    13:40 九折越
    14:25 林道(900m)
    15:55 九折登山口

    九折登山口→竹田、波野→熊本


katamuki1.jpg
 三尾の登山道    本傾からの坊主

katamuki3.jpg katamuki4.jpg
 九折越の天然林      鹿と遭遇

樹林帯から見上げる奇岩の岩峰。傾山は以前から気になっていた。数年前にバイクで林道をかなり上まで登った時に、坊主尾根にいつかは、と思っていたが、晴天が約束された天気予報に尻をたたかれ決行に決定。調べてみると坊主コースはやはりというか健脚向けコース。朝早く出て丸一日近くの急登、急下降を強いられる。

前日の仕事疲れもあり、朝早く起きて準備が出来れば行こうか、ぐらいに考えて寝たところ4時に起きてしまって行くと決め、薄暮の中を大分県へ向けて出発。5月なので冬用のジャケットでバイクの防寒対策をする。それでも阿蘇では11度、波野では9度にまで冷え、手がかじかむ。早朝でほぼマイペースで走れた。緒方町方面への分岐のコンビニで昼食を仕入れ、意外と距離のあった上畑への道も朝日を浴びて快走。

九折登山口の登山届けに記入して歩行開始。すぐ九折越への登山道を分け山手本谷を渡り右岸の登山道に入る。しばらくして小尾根を右に回り込むと標識とともに観音滝が木の間越しに見える。水量は少ない。滝の落ち口で水分補給、最後の落ち口はロープがないと行けそうになかった。増水時に近づくと確かに危険。

10分程度で林道に出てまた三尾への尾根に取り付く。自然林の尾根で歩きやすく高度をかせげる。傾斜が落ちてくると三尾で、左から登山道を合流。しばらくして水場ルートとの分岐、坊主岩峰コースへ入る。このコース要所にテープはあり踏み跡もしっかりしているが視界がないとどこでもそうだろうが迷いそう。三ツ坊主1峰は巻き、2峰に少し往復で行ってみる。傾山は意外と近くに見え大声をあげると聞こえそう。二ツ坊主のチムニーは楽しめる。少し下って登り返すとフィックスロープのルンゼ状岩場、つかまなくても登れるが全くないと怖いかもしれない。左から水場ルートを合流、顕著なピークもなく南へ折れ前傾へ。本傾が目の前に圧倒的な岩場をもって迫り、足下には莫大な空間が山手谷へむかって薙ぎ落ちている。

単独行者が前傾を下山していた。休憩中には5名パーティーが登って来た。晴れの天気だがここあたりには雲が発生、祖母本谷、そして大崩比叡がかすんで見えた。

花は、山頂近くで数本のつつじが咲いていただけでシーズン終了のよう。代わりに新緑はイチイ、アセビ、ナラなどきれい。

ずっと昔に登った時の広い山頂の記憶は間違いで細長い場所だった。この時期、大崩や傾は小さい虫がうるさい。 後傾を経て、本傾の岩峰を振り返りつつ高度を大きく下げる。ひとしきり下ると傾斜が緩くなり、林間を九折越の広場にひょっこり出た。小屋まで50m行ってみるとしっかりした数10名は泊まれそうな無人小屋だった。水場は見立方向に10分ほど降りるらしい。

いよいよ標高差800m近い下りの開始、ひざの痛みが出ないか心配なので出来るだけひざに負担がかからない下り方を今日はずっとしている。木の間越しに坊主の奇岩が時々見え、林道を横切る。カンカケ谷で水をくみ顔を洗い元気が出る。道はカンカケ谷左岸を数分間下りトラバース気味へと戻る。枯れ谷を2、3本越え、水量の少ない谷も超える。山手本谷が右手に近づいてくると今朝通った作業道に出くわす。ケイセイ谷をまたぎ九折に下山。ひざは大丈夫だった。

デジカメ写真は100枚近く撮った。ザックのショルダーベルトにぶら下げられるのも天候がいい日だからこそ。気軽に立ち止まってパチパチ撮れる。傾の雄大なスケールは広角レンズをもっても収まらず、パノラマ的に何枚かを連続して撮る展望が何度とあった。ただ、下山してまぶたに浮かぶシーンは、山頂からの景色や美しい新緑ではなく、落ち葉の積もった木々の根が網目のようにからむ原生林の中のなんでもない下り道だったりする。




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